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10秒の泣き笑い 幼児ならでは科 アーカイブ

歯医者さんになる  (みゆき5歳)

初めての歯科治療を無事に終えることが出来た娘。
私 「一人で頑張ったね。」
娘 「うん!全然痛くなかったよ。」

得意げな笑顔の娘。
娘 「ママ、私ね、大きくなったら歯医者さんになる!良い人も悪い人でも歯が痛い人を治してあげる。」
私 「悪い事をする人の歯も治してあげるの?」
娘 「うん!だって、どろぼうさんも歯が痛いのが治ったら、あぁ嬉しいって幸せな気持ちになって、もう悪い事をしませんって言うと思うよ。」

将来、歯科医になる事で、地域安全まで考えるビッグスケールに驚かされた母でした。
(2019/12/23掲載)
人に優しくされたら悪い人も改心する。そう考えるみゆきちゃんのような心をみんなが持ったら、世の中の悪い人は、どんどん減ることでしょう。

「今ならお得」っていつの事?  (ひかり6歳)

子 「"今"っていうのは、すぐに過ぎていくんやろ?なのに、『今ならお得』って、いつの事?」
ある日の車中、流れてきたラジオのCMを聞いていたひかりの一言。なるほどねぇ、今はたった今、この瞬 間……。
子 「今っていうのは、今。だからもう終わっとるやろ?」
確かに。いちいち納得してしまう。"今"という言葉を理解し、ある種の矛盾に気付き疑問を持つ。そこまで成長したんだと本当に感心した。自分が正しいと思うことを大切にして欲しい。世の中が全て正しいとは限らないのだから。このような瞬間に立ち会える事こそ、子育ての醍醐味。"今"を積んでいこう。
(2019/12/16掲載)
幼児の、言葉に対する感覚は鋭いです。大人が聞き流してしまう言葉にも立ち止まって考えます。語尾一つにもこだわる幼児期は、言語感覚を育てる最適期ですね。

走らない理由(わけ)  (こうへい3歳)

保育園での毎朝のマラソン。全く走らない息子に、
ママ 「どうして走らないの?」
息子 「だって……。危ないから……。」
ママ 「どうして危ないの?」
息子 「あんなに沢山、人が走っているから、僕も走ったら、お友達にぶつかっちゃって、危ないでしょ。だからぼくは、みんながいない所を歩くの。」

やる気がなくて、走らないのかと思っていたら、お友達思いのやさしい答えが返ってきて、なんだかうれしい気持ちにさせられました。
(2019/12/9掲載)
園で、集団行動のときに、わが子だけが違うことをしていると、「どうしてできないの?!」と思いがちですが、子どもには子どもなりの考えがあるんですね。

わざとじゃないもん、いいんだよ  (女子5歳)

些細な事で娘を怒った私。すぐに「ごめんなさい。」と、謝った娘に対し、なかなか口をききませんでした。
数時間後、私が娘の大切にしていたコップを割ってしまい、
母 「ごめんね。大切にしていたコップ割っちゃたの。」
子 「いいよ、大丈夫だよ。」
母 「何ですぐに許せるの?」
子 「だって、わざとじゃないもん。間違ってだから許してあげる。」

些細な事で口もきかず怒っていた自分がとても恥ずかしく感じると共に、娘の、相手を「許す」という心の成長が、とても嬉しく、抱きしめました。
(2019/12/2掲載)
子どもが飲み物をこぼしたり、あやまって何かを壊したりしたとき、くどくどと怒るのは大人です。「わざとじゃないから許してあげる」とさらっと言える幼児は素晴らしい!

あくしゅ  (りょうが4歳)

台風が近づいていて、風が強かった日、家族でお出かけ。洗濯物が飛ばされてしまうかもと心配する母に、
「大丈夫だよ。飛んでいかないよ。洗濯物が風と握手しているよ。」
(2019/11/25掲載)
お母さんは現実派。幼児はロマンチスト?風に揺れる洗濯物を見て、「握手」と感じたり、「ダンスしてる」と感じるんですね。

息子たちとの楽しいドライブ  (かずま3歳)

方向音痴な私は、その日、二人の息子を連れて初めての場所へお出掛け。しかし案の定、私は道に迷ってしまい、闇雲に道を進むばかり。
息子に、
「ごめん。また道を間違えて迷っちゃたよ〜。無事に着けるかなぁ……。」
と、ぼやいたら、息子は、
「大丈夫、大丈夫。道はずーっとあるからね。心配ないよ。」
まさかの言葉にギョッとした私。と同時に、ほっと和んだ私。
息子たちとの楽しいドライブ。
(2019/11/18掲載)
わが子が失敗したり、何か上手くできなかったとき、かずま君のように、「大丈夫、大丈夫、…心配ないよ。」と言ってあげられる親でありたいですね。

海の節分!?  (あおい4歳)

夕食の準備中、小魚をテーブルにこぼしてしまった私。いつも私が娘に注意している手前、逆に指摘されてはマズイと思い、慌てて、
母 「ママこぼしちゃったねー。片付けるね。」
と先手を打つと、
娘 「いいよ。うわーきれい。何だか海の節分みたいー。」
と、何とも夢のある返事。子どもの豊かな想像力と寛容さを前に、日頃、三人の子育てと家事に追われて、心に余裕がなくなっていた自分に気付かされました。ものごとを明るく前向きに捉えて楽しく生きるって大切な事よね。葵ちゃん、ありがとう。これからも素敵な時間を過ごしていこうね。
(2019/11/11掲載)
前週のつぶやきもそうですが、幼児って何でこんなに前向きで、寛大で、夢があるのでしょう。「海の節分」なんていう表現、大人には絶対思いつかないなあ。

忘れた方がいいよ  (はやと5歳)

母親の私がとんでもない失敗をしてしまった時のこと、
母 「あー、もうお母さんはどうしたらいいのー。」
駿斗 「お母さん、もう忘れたほうがいいよ。なにか楽しいこと考えたら。」

その言葉に、くよくよしていた私が、一度に元気になりました。駿斗が天使に見えました。
(2019/11/5掲載)
何と素晴らしいアドバイスでしょう。失敗をクヨクヨするより、楽しいことを考えることのほうが、健康にも美容にもいいですもんね。

劇  (けいご6歳)

朝のニュース番組、動物園の水飲み場で足がはまってしまった赤ちゃん象を、親象や他の大人象が協力して助けるYTRが流れました。映像がスタジオに変わりアナウンサーが、
「素晴らしい救出劇でしたね。」
とコメントしました。それを見ていた慶ちゃんは、
「劇だったのー!?」
とビックリ顔。
「ママ、象さんも劇ができるんだね!慶吾も劇やったことあるよ。象さん、きっといっぱい練習したんだよね!」
と大興奮。私は何と説明したら良いか分からず、大笑いしながら、
「象さん、すごいね!」
と慶ちゃんと喜びました。
(2019/10/28掲載)
耳に入った「げき」と言う言葉から、「劇」を思い浮かべるのは、幼児ならではですね。「象さん、きっといっぱい練習したんだよね」という言葉に、優しさを感じます。

ご先祖さまに肩たたき  (まお5歳)

娘とお墓参りに行ったとき、一通り掃除を終え、お線香に火をつけていると、娘が墓石の裏に回り、墓石をペタペタ触っていたので、
「何してるの?」
と聞くと、
「ご先祖さま、ずっとこの中に入っているんでしょ?ずっとすわりっぱなしだと、ママも体がイタイって言うから、真央が体をなでてあげようと思って。真央も体をなでてもらったら、いつも気持ち良くなるから、きっとご先祖様も、体カチカチ、楽になるね!」
と笑顔で言いました。
いつの間にか、人をいたわる心を身につけていた娘に、反対に何か教えてもらった出来事でした。
(2019/10/21掲載)
お墓参りに行くと、まわりをきれいに掃除しますが、まおちゃんのように、同じ姿勢でいるご先祖様の体のコリを心配する大人はいませんね。

欠航  (ニクルス4歳)

夏に家族旅行に行きました。帰ってくる途中、台風のため、搭乗する予定の飛行機が、欠航となってしまいました。私は、便の変更やらホテルの予約、ホテルへの交通手段の手配やらで、イライラしていたところ、息子が、
息子 「ママ、なんでそんなにイライラしてるの?」
と。私は状況を簡単に説明しました。すると息子から、
息子 「よかったね、ママ。もう一日、旅行の続きができるね。明日はどこに行けるかな。」
と言われました。
このまま宿泊先が見つからなければ、空港泊になると心配していたけれど、子どもは、どんな状況でも楽しめるのだなと感心しました。
(2019/10/15掲載)
幼児は、何事もポジティブに考えるように脳ができているのでしょうか?角度を変えると、どんな場面でもプラス要素があるのですね。

びしょぬれ  (もえ4歳)

きょうは、天気予報で、降水確率が低かったので、洗濯物を干したまま、外出してしまいました。そうしたら、雨に降られてしまい、びしょびしょでした。
私 「あーあ、せっかく洗たくしたのに、またやり直しだわ!」
萌 「ママね、雨さんが、お洋服と遊びたかったんだよ。」

そんな娘の言葉をきいて、私はもう一度、洗たく機を回す元気が出てきました。
(2019/10/7掲載)
「あーあ、もう一度やり直しか」なんて思わずに、笑顔で「雨が洋服と遊びたかったんだよ」などと言えるのは、幼児だけですね。

終わらないしりとり  (しき4歳)

息子としりとりをしていた時のこと。なかなか終わらず、次男もぐずり始めたので、もう終わりにしよう!と、わざと「ん」がつく言葉を言いました。
母 「みかん・・・あ、ごめん、『ん』がついちゃった。」
と言うと、
子 「大丈夫だよ!僕、『ん』から始まる言葉知ってるもん!」
と自信ありげな顔。
母 「なあに?『ん』から始まる言葉は無いはずだよ。」
と私が言うと、
子 「んーおいしい!」
と笑顔で一言。息子の一枚上手な返答に、思わず感心してしまいました。
(2019/9/30掲載)
常識的な発想力では、幼児にかなわないですね。恐れ入りました。ところで、この後、しりとりは続いたのかな?

何組さん?  (めい5歳)

今年の4月から、妹も年少組となり、姉妹で幼稚園ごっこ。娘達が出欠をとってくれます。
芽依 「年少組。たかはた いと。」
妹 「はい!」
妹 「年長組。たかはた めい。」
芽依 「はい!」
芽依 「おしごと組。たかはたパパ。」
妹 「けっせきです。」

(なるほど!パパは仕事だから欠席扱いなのか)
次は私だ!と内心わくわくしていると、
芽依 「おりょうり組。ママ!」
妹 「はい!!」

娘達にとって、私は料理をしている印象なんだ!と気づかされました。
(2019/9/24掲載)
楽しい光景が目に浮かびます。おしごと組のパパは欠席とは、何だか、パパがちょっとかわいそうですね。家族で、こんな「ごっこ遊び」が出来るなんて素敵です。

鳥のうんち  (あさひ5歳)

家の庭に縦列で駐車している私たち夫婦の車。
母 「ああ。またママの車に鳥のフンがついてる。」
と私がうんざりして言うと、
娘 「ママの車ピンクでしょ。パパのは黒だから、鳥さんもきっとピンクが好きなんだよ。かわいいところでうんちをしたかったんだね。」
と娘。
娘の言葉で、私のうんざりしていた気持ちも温かい気持ちに変わりました。
(2019/9/17掲載)
大人は、嫌なことはイヤなのですが、幼児は、どんなことでもプラス思考でとらえることが出来るようです。「かわいいところでウンチしたい」、そう考えると、まあ、許せるかな?

七夕は"なりたい"でクリスマスは"ほしい"!!  (せいじゅうろう6歳)

幼稚園から七夕の短冊を持って帰ってきた。母は、短冊を見て、
母 「○○○になれるといいね。きっと、勉強を頑張ったらなれると思うよ。」
と励ましたら
子 「うーん。七夕は"なりたい"で、クリスマスは"ほしい"なんだよね。」 と息子。がっくりする母。お願い事でも、子どもながらに、七夕とクリスマスでそんな区別をしていたなんて・・・。
いやぁ、七夕さま大歓迎です。
(2019/9/9掲載)
「お願いする」という1つの思いを、「なりたい」と「ほしい」に瞬時に分けた、せいじゅうろう君。幼児の頭の回転は速い!

おもいやり  (もなみ4歳)

朝食の時、なかなか食事が進まないので、
私 「僕達まだ食べてもらえないと言っているよ。」
と言うと、
娘 「ブロッコリーさんも卵焼きさんも、まだ眠いって言ってるから、起こしたらかわいそうでしょ。」
残さず食べましたが、発想がおもしろく朝からほっこりしました。
(2019/9/2掲載)
幼児の返しが絶妙ですね。どうしたら、こんなに楽しい言葉が瞬間的に出てくるのだろうと感心します。お母さんの顔も、思わず緩んでしまうでしょう。

おひさまが逮捕?  (ようこ4歳)

朝刊を取りに行った娘が、
子 「お母さん、大変だよ!」
と戻ってきました。
母 「どうしたの?」
子 「お日様が逮捕されちゃったんだって。」

と新聞を差し出す娘。何のことかと紙面を見ると、皆既日食の記事が。どうやら、月が太陽を覆い隠している写真を見て、そう思ったようです。
母 「どうして逮捕されちゃったの?」
と聞いてみると、さも新聞を読んでいるふうに、
子 「うーんとね、お日様がみんなを暑くしすぎちゃったから、警察に捕まったんだって。」
と。四歳の愉快な想像力に驚かされました。
(2019/8/26掲載)
皆既日食を、自分が今体験してる暑さと絡め、「警察に捕まった」という表現であらわしたようこちゃんの発想力と頭の回転の速さに脱帽です。

かぼちゃの家  (あきひさ5歳)

スーパーに買い物に行った時、かぼちゃがまるごと1個売れ残っていました。
子 「ひとりぼっちでかわいそうだね。」
母 「そうだね。」

少し進むと、カットされたかぼちゃがたくさん売られていました。
子 「あっ、こっちにいっぱいいた!違う部屋にいたんだね。よかったね。」
それ以来、買い物に行く度、かぼちゃの部屋を探しています。
(2019/8/19掲載)
かぼちゃ1つを見ても、「ひとりぼっちでかわいそう」と思うあきひさ君。「ひとりは寂しい」という体験からきたひとことかもしれませんね。

大発見?  (ゆうた4歳)

息子が興奮した様子で、
子 「お母ちゃん、お母ちゃん、水と石鹸って強いんだよ。」
と言うので、
母 「どうして?」
と聞くと、
子 「だって、粘土の臭い匂いに勝ったんだよ。」
と言い、洗い立ての掌を、私の顔の前に近づけてきました。
母 「本当だ。水と石鹸って強いんだね。」
と私が答えると、たちまち、息子の顔に得意満面の笑みが浮かびました。
(2019/8/5掲載)
石鹸で手を洗って、粘土のにおいがとれたときの、ゆうた君の感動した表情が目に浮かびます。幼児には、日常生活の中に、たくさんの発見や驚きがあるんですね。

鯉のエサやり  (こうた4歳)

水族館で鯉にエサやりをしていた時のこと。妹はエサをバラバラと撒くようにしてあげているのに対し、
場所を移動しながら一粒ずつあげている息子。
子 「お魚さん、みんなにあげないとね。」
と一言。
母 「そうだね。」
と言って、しばらく見守っていました。
全部のエサをあげ終わり、帰り際に一言、
子 「お魚さーん!食べてくれてありがとう!!」
と、大きな声でお礼を言っていました。思いがけない言葉になんだか嬉しくなりました。
(2019/7/29掲載)
「エサをあげた」ではなく、「食べてくれてありがとう」という感謝の気持ちは、どこから来るのでしょう。自分の行動に参加してくれたことへのお礼の思いなのかな?

指の長さ  (とわ6歳)

息子が自分の手を見つめ、
子 「どうしてお母さんよりお兄さんのほうが大きいの?子供なんだよね?」
確かにと思いながらも、
母 「男の子だからお母さんより大きくなったんだね。」
と答えると、
子 「ふーんそっか。」
と納得したようでしたが、突然、
子 「あーっ!!大変!!お父さんより赤ちゃんのほうが大きい!!」
いや〜これは何て答えようかと一瞬ドキッとしていたら、
子 「あ〜。若いのにもう縮んじゃったんだね。かわいそうにな〜。」
と呟いていたのに笑ってしまったのと、質問されなかったことに、ほっとしてしまいました。(笑)
(2019/7/22掲載)
唸ってしまいますね。どうして、幼児は、瞬間的に、こんなに素晴らしい発想が閃くのでしょう。ホッとしたお母さんの気持ち、よくわかります。

草に毛布?!  (のの4歳)

冬のある日、娘とお散歩をしていた時のこと。「寒いし茶色に枯れた植物ばかりで散歩もめんどうだな」と心 の中で思いながら、綿毛をつけた雑草の茂みを通り過ぎようとした時、
子 「草たちも寒くて毛布かけてるんだね。」
意味が分からず聞き返すと、
子 「だって草さんも寒いから、ふわふわの毛布かけてるんでしょ。ののちゃんみたいにママにかけてもらったのかな〜。」
と、枯れ草に残る綿毛を指しながらニコニコする娘。
子どものものの見方にハッとさせられ、思わず心があたたかくなりました。
(2019/7/16掲載)
身の回りのものにも自分と同じように心があると思う幼児。自分が感じるのと同じように草も感じていると考え、心を寄せるのでしょうね。草のママに会ってみたいですね。

やさしさとおもいやり  (かずや5歳)

お祭りで金魚すくいをしていた時のことです。五歳の息子がなかなかすくおうとせず、目をキョロキョロさせています。私が、
母 「どれでもいいのよ。」
と言うと、
子 「お友達、一緒にすくってあげたいんだよ。でも、よく分からないんだ。」
その話を聞いていた主人が、
父 「みんな友達だから大丈夫だよ。」
と言ってくれたので、とっても安心したかのような顔になり、金魚すくいを楽しんでいました。
帰り道、二匹すくえた金魚を見ながら、
子 「今度のお祭りで、お友達をもっとふやしてあげるよ。楽しみにしていてね。」
その話を聞いて、心がポッとあたたかくなりました。
(2019/7/8掲載)
大人が金魚すくいをするときは、どうやったら破れずに、たくさん金魚をすくえるかばかり考えるように思います。幼児ならではのやさしさですね。

虫の気持ち  (はるき3歳)

夏休み、父親と昆虫採集に出掛けて帰宅しました。息子の手足は蚊に刺され、あちこち真っ赤でボコボコに腫れています。とてもかゆそうで薬を塗りながら、
母 「うわぁ、酷かったねー。」
と言うと、息子の返事は、
子 「ううん、酷くないよ。蚊は、晴君が大好きだからいっぱい来たんだよ。わーい、嬉しいなー、って言いながら飛んで行ったよ。」
との事。
普段、来ると迷わず叩いてしまう虫も、息子にとっては嫌な存在ではないようです。いつもは、周りと違うことばかりする息子を注意する事もありますが、変わった考えを持つのも悪くないと思いました。
(2019/7/1掲載)
自分が、蚊に刺されたかゆみがあるはずなのに、「友達」としてとらえられる3歳児。はるき君みたいな人間ばかりだったら、蚊はさぞかし嬉しいでしょうね。

お魚さんのなみだ  (すばる4歳)

魚屋さんで、頭のついた魚があると興味津々。一匹ずつ見て回り、私が見ていないすきに魚の目をつついて回ります。
母 「お魚の目をさわらないで!売り物にならなくなるでしょ。」
子 「ママ、あのお魚全部売れるかなあ。」
母 「昴は魚が好きなので。お魚屋さんになる?でも目をさわりながらお魚売らないけどな。」
子 「目をさわってるんじゃないよ。お魚の涙をふいてあげてるの。お魚がね、海で楽しく遊んでいたのに、食べる為に釣られちゃったの。それなのに、買ってくれないのって、魚屋さんのところでお目々をウルウルしてるから、かわいそうだなって。僕、魚屋さんになったら、涙をふきながら売ってあげるよ。」

(2019/6/24掲載)
ウーン!考えてしまいますね。大人には、いたずらに見えてしまう行動に、こんな深い思いがあるなんて。昴くんの言葉に、世界中のお魚の涙が止まらないのでは?

小さなお話  (女子5歳)

夏の暑い日、娘と2人で自宅近くの山の中にピクニックに出ました。滝で水遊びをしてお弁当を食べ、持って来た色鉛筆でお絵描きをします。陽がやや傾き始め、ツクツクボウシが森に鳴き出した頃、黙ってお絵描きしていた娘が、顔を上げてふっと、
娘 「かわいそうかわいそうって鳴いてるんだよ。」
と呟きました。ツクツクボウシの鳴き声が、「カワイソウ」とは意外に思い、
私 「何でかわいそうって鳴くんかねえ。」
と尋ねると、
娘 「森の木はおめめがないからかわいそうって鳴いているんじゃなあい?」 と答えます。「この子は私が漠として過ごしたこのひと時の間にも、静かに目を見はって色鮮やかな世界を感じたり、生き物の声に耳を傾けたりしていたのだろうか。」と、小さなお話を紡いだ娘の心を尊く感じた出来事でした。
(2019/6/17掲載)
「すべてのものには心がある」と思う幼児にとっては、ツクツクボウシの鳴き声も、「森の木はかわいそう」と聞こえたのでしょう。こういう心を、人間はいつなくすのでしょう。

繋がってる  (なお4歳)

夏休みの宿題の絵日記。 「やってね。」と言うと、「今日は絵からやろうっと。」と仕上げるので、いつも終わってから見直しをしていました。
母 「あー。この『お』と『を』が違ってるよ!あっ、ここもだよ!」
子 「・・・。」
母 「この間も説明したよね?前の言葉と後ろの言葉を繋ぐ時には『を』だよね?」

少しムッとしながら息子を見ると、しばらくじっとしている。すると、ゆったりやさしく、
子 「ね〜え?おかあさん?(笑)まくんとかあさんは繋がっているのに、『を』じゃないんだよね
まお、いつもほっこりさせられます。
(2019/6/10掲載)
間違いを指摘し、ちょっとイライラしているお母さんの心を、一瞬のうちに融かしてしまいました。同じものを見ても、幼児と大人では全然違うことを考えるんですね。

ミミズとあり  (あやか3歳)

道路に、20センチくらいもありそうな大きなミミズが死んでいました。そのミミズに、ありが集まってきていました。
母 「あやちゃん、見て。大きなミミズがいるよ。」
彩夏 「わあーほんとだあー。」
母 「ありさん、いっぱいきてるね。」
彩夏 「うん。いっぱいいるね。」

(しばらくしゃがみこんで見ている)
彩夏 「ありさん、何してるの?」
母 「ミミズさん死んじゃっているから、食べているんだよ。」
彩夏 「えーちがうよ。ミミズのお母さんがありの赤ちゃんにおっぱいあげてるんでした!ほら、おいしい、おいしいっていってるよ。」


同じ光景に見えるらしい。
(2019/6/3掲載)
弱肉強食、食物連鎖などという言葉は、3歳のあやかちゃんには、関係ないのでしょう。目の前のミミズとアリの姿は、あたたかいものに映ったのでしょうね。

夏休みはさみしい?  (けいご5歳)

園長先生に暑中お見舞いの葉書を書いている時の事です。
母 「暑中お見舞い申し上げます。の後、何て書こうか。」
子 「園長先生いつも泣いてませんか。かぜひいてませんか。おげんきですか。って書くの。」
母 「なんで『いつも泣いてませんか』なの?」
子 「だってみんながいないから。」

園児のいない幼稚園の中で、園長先生は一人で、さみしくて泣いているのではないかと心配している様でした。いつの間にか相手を思いやる心が育っているのだなあと思いました。
(2019/5/27掲載)
子ども達の元気な声が響かない、シーンとした園は、確かに寂しい感じがします。そんな中に、一人ぽつんと座っている園長先生の姿が頭に浮かんだのかな?

夏休みの思い出(だまっていたりゆう)  (まひる6歳)

長女年長、次女年少。夏休みが終わり、久しぶりの幼稚園で、夏休みの思い出の発表をクラスでしたことを、2人そろって話してくれました。それぞれ何と言ったのか聞くと、
長女 「何も言えなかったの。」
と。反して、
次女 「水族館に行って、花火をして、イルカにさわって。」
と色々発表したと自慢気でした。それを聞いて、
長女 「だって先生が、1個だけって言ってたから、選べなかったんだよ。いっぱいあって、どれにすればいいか考えたんだよ。」
と。お友達の前で発表できなかったことは残念だったようですが、理由を聞いて安心するとともに、嬉しい気持ちになった新学期の始まりでした。
(2019/5/20掲載)
「1つ」と言われると、真剣に考える幼児は迷ってしまい、時間内に答えられないことが多々あります。「鳴くまで待とうホトトギス」の心境になれるといいのですが…。

その通りだね  (ひとし4歳)

酷暑のある日、道路沿いの木々では蝉の大合唱です。抱っこ紐で次男を抱っこしながら、前方に長男の仁志を座らせ、汗まみれで自転車をこぐ母の私。車の騒音にもあおられ、イライラしてしまい思わず、
母 「蝉の鳴き声ってうるさいねぇ。」
と言いました。すると、仁志は、
子 「違うよ、蝉さんたちが、『車の音や人の声が、うるさーい、静かにしてー。』と、言っているよ。」
と言うのです。思わず
母 「その通りだね。」
と呟いてしまいました。この文明社会の中で、物事を多角的に観察する大切さを、息子に教わった出来事でした。
(2019/5/13掲載)
確かに、蝉の立場からすればそうかもしれません。私たちは、いつの間にか、自分中心でものごとを考えているように思います。ひとし君の言葉に、ドキッとしますね。

真っ黒なカレンダー  (たかひろ4歳)

朝、起きてみると、家中のカレンダーがクレヨンで真っ黒に塗られていました。驚いて息子を問い詰める。
母 「どうしてカレンダー、真っ黒にしたの?」
子 「・・・だってせみさんが・・・」
母 「せみさんが、どうしたの?」
子 「せみさんって、7年間も土の中でお外に出るのを待ってたのに、一週間しか生きられないのでしょう?」
母 「そうよ。」
子 「だからぼく、一週間が来ないようにしたの。」

この一言を聞いて、子供の発想の素直さに胸を打たれました。
(2019/5/7掲載)
なんて優しいんでしょう。大人は、「かわいそうだなあ」とは思っても、そこで終わってしまいます。幼児は、何とかそれを食い止めようと、自分で考えて考えて、行動するんですね。

「仲良し」しなきゃ  (さとこ4歳)

プリントをしていて、
母 「『なかまでないものに×をつけましょう』だって。トンボ・カメ・セミ・ハチの中だったら、どれかな?」
娘 「・・・・・・・・うん。」―間―
母 「(難しかった?)じゃあ、次。シマウマ・ゴリラ・チョウ・カンガルー。これはどう?」
娘 「・・・うーん・・・。」
母 「(これも分からないの!?)一匹だけ他と違う生き物が混じってる気がするけど、聡子はどう思ったの?」
 娘「だって、ひとりだけ仲間はずれにすんの、かわいそうでしょ!!」

そうだね。見た目が違っても、みんな「仲良し」が一番だよね。
これからも、その優しい気持ちを忘れずにいてね。
(2019/4/22掲載)
幼児に問題を出したとき、黙っていると、「わからないの?」と思いがちですが、さとこちゃんのように、もっと深いことを考えているときがあることも忘れないようにしないといけませんね。

いい子を育てたごほうび  (かなほ3歳)

双子の姉、夢歩と、妹、叶歩とスーパーでおだんごの試食を勧められたとき、
叶歩 「おいしいおだんごだね、どうしてこんなおいしいものをタダでくれるんだろう?」
母 「夢歩も叶歩もいい子だからじゃないかなぁ?」
夢歩 「だってママにもくれたよ。」
叶歩 「きっと良い子の双子を育てたママだからじゃないかなぁ。きっとそうだよ。」

と、とても嬉しそうに話してくれました。
(2019/4/15掲載)
とてもあたたかな気持ちにさせてくれる会話ですね。双子を立派に育てているお母さんには、お団子3本!!

二宮金次郎の謎  (ももか5歳)

近所の商店街にある二宮金次郎の石像を見つけた娘。
子 「金次郎さんって、何の絵本を読んでいるのかな。楽しい絵本だから、お外でもずっと読んでいるだね。」
どんな本を読んでいたのかは謎だけど、勤勉で働き者として有名な二宮金次郎が、夢中で絵本を読んでいたのかと想像すると、笑ってしまいました。
(2019/4/8掲載)
二宮金次郎さんも、ももかちゃんの言葉を聞いたら、ニコッと微笑むような気がします。

車の中  (ゆい5歳)

娘と二人で車に乗っている時、脇道から突然車が勢いよく出てきたので、急ブレーキをかけました。私は、止まりもせずに車が出てきた事にビックリしたのと同時に、怒りが込み上げてきました。私が怒ってると、
娘 「こんにちは、しちゃった。」
と言ってきました。
何を言っているのか分からなかったので、もう一度聞いてみると、急ブレーキをかけたことで、おじぎをしたみたいになったので、『こんにちはしちゃった』と言ったということでした。その意味を知った私は、それまでの怒りが爆笑に変わりました。
(2019/4/1掲載)
このような日常のちょっとした出来事に対する反応は、大人と幼児では全く違うことが多いです。驚いても楽しめる心を持っている幼児が羨ましいです。

つながっている  (たくま3歳)

最近足し算にはまっている息子のつぶやきです。
子 「1+1は2、じゃあ、ばあちゃん+たっくんは?」
祖母 「ん??」
子 「答えは、つながっている!でした。」

これには祖母も仰天・・・すると、
子 「川+海も、つながっている!やで。」
息子は、生粋のおばあちゃん子。血縁上の繋がり、大切な存在としての繋がり、一心同体・・・祖母の自転車の後ろに嬉しそうに乗っている二人の姿は繋がっているようにも見える。
なるほどこれが子供の感性か。そして「ママ+ママはね・・・」いたずら表情で「ママゴン!」
怒った怪獣だそうです。
(2019/3/25掲載)
たくま君に、「おばあちゃんとつながっている」なんて言われて、おばあちゃん、幸せですね。

これも雑草?  (あん6歳)

おばあちゃんと娘は、保育園に行く道々、道端に生えている雑草を抜きながら行きます。
子 「これは雑草?」
祖母 「そうそう。お願いします。」

時間がかかりますが、二人の楽しいひと時です。
娘が黄色い小さな花を咲かせている雑草を見つけました。
子 「これも雑草?」
祖母 「そうそう。お願いします。」

娘は小さな花をじっとながめて、
子 「小さくてかわいいお花が咲いているのに、雑草って呼ばれてかわいそうやね。」
と言いました。
雑草と、そう呼ばない草花は、何が違うのか。未だに答えが見つかりません。
(2019/3/18掲載)
虫でも花でも、大事にされるものと、殺されたりむしられたりする違いは何なのか。幼児にとっては、きっと納得できないことでしょうね。

まんまるホットケーキ  (たいが4歳)

朝ごはんに、まんまるのホットケーキを焼いて、チョコで顔を書いてあげた時の事……。
母 「大きくなったから、ナイフとフォークで食べてね。」
子 「ママ、切れないよ。」
母 「どうして?フォークでおさえて切ってみたら?」
子 「かわいそうだよー。」
母 「なんで?」
子 「だって、ホットケーキさんが泣いてるよ。」
母 「……?」

息子のお皿をよく見てみると、鼻に見立ててのせたバターが、溶けて流れ出していて、まるで涙を流しているように見えました。忙しい朝に、ホッとできるひとときをくれた息子に感謝です。
(2019/3/11掲載)
お母さんの顔の絵が、上手であればあるほど、顔は切りにくいでしょう。まして、バターの涙を見たら……。その気持ち、大人でもわかります。

にじはごほうび  (けんすけ6歳)

子 「ねぇ ママ、にじってどうしてできるの?」
母 「どうしてかなぁ。」
子 「Mm・・・あっ、わかった。きっと、空からのごほうびやね。」
母 「ごほうび!?」
子 「うん。よく雨(のあいだ)がまんしたねって。きっと そうやわ。」

(2019/3/4掲載)
虹は、雨をガマンした良い子へのご褒美だったのか。一つ一つの出来事を、こんな風に、自分の生活感覚でとらえられるのは、幼児期ならではですね。

ありがとう  (きょうへい5歳)

習い事の帰り、車に乗り、駐車場の代金の精算を機械で済ませ、発車した時の事でした。
機械 「ご利用有難うございました。気をつけてお帰り下さい。」
母 「は〜い。気を付けて帰ります。」

何気なく独り言を言ったとき、突然後ろの席から、
子 「おかあさんありがとう。」
母 「え?」
子 「ぼくずっと、あの黄色い機械がかわいそうだと思ってたんだ。お返事してくれてありがとう。」

と笑顔で話しました。息子は、毎週利用するたびに、返事をしないで出発する私を後ろから見ていたのです。「お返事やご挨拶は、きちんとするのよ。」と日頃からうるさく言っている、返事や挨拶の大切さ、感謝の心を改めて子供に教えられて反省した日でした。
(2019/2/25掲載)
相手が人間であろうと機械であろうと、返事はする、お礼は言う。幼児は、すべてに対してそう思うのでしょうね。精算機、嬉しかったかな?

かわいそうな日焼け止め  (そあ5歳)

外遊びが大好きな奏亜。毎日のように顔と手足に日焼け止めを塗っています。ある夜、いつものように石鹸で顔と手足を洗っていると、
娘 「ママ、日焼け止めって、かわいそうだね。」
母 「どうしてそう思うの?」
娘 「だって、昼間はおひさまから守ってくれるのに、夜には石鹸で流されちゃうから。」
母 「そうだね。じゃ"かわいそう"じゃなくて、"ありがとう"って思えば、日焼け止めも嬉しいかもよ。」

その日以来、「ありがとう。」と言いながら洗っています。ものの立場や気持ちを考えることのできる子供の純粋さに、考えさせられる出来事でした。
(2019/2/18掲載)
「ありがとう」と言って、洗い流されれば、日焼け止めも嬉しいことでしょう。生き物だけでなく、自然にも、ものにもやさしい幼児たち。この心をずっと持ってほしいです。

走り続けるボール  (ゆうき2歳)

子供博物館に行きました。ボールが落ちてきて、滑り台を転がり、シーソーに乗ってから飛び跳ねて、滑り台に戻ります。ボールは、同じ動きを繰り返し、止まることはありません。
子 「ボール疲れるだろうね。おやすみしたいだろうね。」
じっとボールを見ながら
(2019/2/12掲載)
機械で動いているとは知らない2歳のゆうきちゃんにとって、ボールの動きに自分を映したのでしょう。やさしさが伝わってきます。

かっぱえびせん  (りの4歳)

おやつの時間に、みんなでかっぱえびせんを食べていた時のことです。ふと娘が、
娘 「ママ、かっぱえびせんに、えびは入っているけど、かっぱはかんけいないよね。」
と言いました。
母 「そうだね、かっぱは入っていないけど、なんで、かっぱえびせんて名前なんだろうね?」
と聞いてみると、考えた末に、
娘 「かっぱとえびが、おなじ川にすんでるってことかな?それで、かっぱも、えびせん大好きだよってことか。」
と自分なりに納得していました。
(2019/2/4掲載)
なぜ、かっぱえびせんと言うのか、考えたこともありませんが、4歳のりのちゃんの説明、なかなかのものだと思います。

けむり  (みさき3歳)

ある晴れた日、
娘 「お母さん、あれなあに。」
母 「あぁあれね。えんとつだよ。けむりがもくもく出てくるね。」
娘 「けむり・・・。けむりはどこに行くの?」
母 「そうだね。どこに行くのかな…。」
娘 「ちがうよ。あれはね、雲のお母さんをさがしに行ってるんだよ。だから赤ちゃんなんだよ。」
母 「そうだね。はやくお母さんに会えるといいね。」
娘 「うん!!」

青空の下、心温まる一時でした。いつまでも、今のままの純粋な心を持ち続けてほしいと思いました。
(2019/1/28掲載)
雲はお母さん、けむりはお母さんを探す赤ちゃん。お母さんのおっしゃるとおり、心が温まりますね。こんな風にものが見えるのは3歳くらいまででしょうね。

泣いてるよ  (さき4歳)

兄、さき、私の楽しいお風呂タイム。賑やかで幸せな時間を過ごして、さあ、あがるぞ〜。
母 「こらー!!」
さっきまでの楽しい時間が一転。
母 「お兄ちゃん!!ビチョビチョタオルが床に置きっぱなし!!」
私は大きな怒鳴り声をあげる。それを見ていたさきがポツリ。
娘 「泣いてるよ。」
えっ!!何!?
娘 「お兄ちゃんのタオル、泣いてる。だって洗濯機のお家に帰りたいんだって。お日様をあびたらタンスのお家に。体をふいたら洗濯機のお家に。帰れなくてかわいそう・・・。」
それを聞いていた兄は、無言でタオルを拾い洗濯機へ。
そうだね。怒るだけじゃだめだね。さきはママの立派な先生だね。ありがとう。
(2019/1/21掲載)
「帰れなくてかわいそう」というさきちゃんの言葉が、お兄ちゃんの心に響いたのですね。心に響く言葉は、決して語気の強い言葉ではないのですね。

アリさんの救急車  (ひでと4歳)

死んだセミに、アリがたくさん集まってきていました。
母 「ひで君、見てごらん。」
子 「わぁ!!アリさんが、いっぱい!!」
母 「本当。アリさんが、いっぱいいるね。」
子 「うん。ママ、アリさんが救急車になってるんだよ。」
母 「えっ?!」
子 「だってね、セミさんが病気になって、イタイ、イタイって言っているからだよ。アリさんは、優しいね。」

アリを誉めている息子のほほえましい姿を見て、私は、“そうじゃないのよ……”と事実を説明する事は、できませんでした。
(2019/1/15掲載)
ひでと君の優しい言葉の前では、正しいことを伝える必要はありませんね。もう少し大きくなって、事実を知った時、子ども達は、どんなことを感じるのでしょう。

お母さん指のとなり  (かいり4歳)

ある日、娘が指を見ながら、
娘 「何で海璃のとなりがママじゃないの?」
お兄さん指を指しながら言いました。
海璃にはお兄ちゃんがいるので、やきもちなのかな?と思いながら、
母 「そうだね。いつも海璃がママのとなりにいるからね。」
と言うと、
娘 「そっか、お兄ちゃんもママのとなりに行きたかったんだね。ごめんね。」
と、お兄さん指を優しく握り、私の膝にすわりました。
(2019/1/7掲載)
最後の、「ごめんね」の一言と、「お兄さん指を優しく握った」に、かいりちゃんのやさしさを感じます。
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