東京こども教育センター教室
東京こども教育センター教室メイン画像
東京こども教育センター教室メイン画像

10秒の泣き笑い 仲裁科(過去の作品)

電池切れ  (あおい5歳)

パパに話しかけても、テレビに夢中…。それに私がイラッとしてキッチンへ。娘がそれに気付き、
娘 「パパ、ママが話してたよ。」
パパが何度謝っても無視していると、娘が私の所へ。
娘 「ツンツン、もしもし。」
(私、無反応…)。すると、
娘 「パパ、ダメだわ。ママ、電池切れてる。」
私もパパも、吹き出してしまいました。
(2018/9/25掲載)
こんなかわいい一言で、夫婦喧嘩も解消されるんですね。あおいちゃんの一言で、ママ、充電できたみたいですね。

けんかはしない  (しゅう4歳)

夜、子ども達を寝かせていると、お父さんが帰ってきて、何か大声で怒っている様子。それを聞いて、
母 「まったくお父さんは、何を怒ってるんだろう。嫌んなっちゃうなぁ。」
子どもには聞こえないように言ったつもりでしたが、
子 「お母さん。けんかは しない。けんかは しない。」
布団の中でそう言うと、そのまま眠ってしまいました。
私は、思いもかけない言葉に、黙ってしまいました。息子と2つ年上の娘がよくけんかをするので、私が事あるごとに言っていることです。
このところ、少しぶつかり気味の私たち夫婦に、言い聞かせるように、息子の口から出てきました。
両親がけんかをする姿は、子どもにとって、どんなに嫌なものだったか……。
こんな小さな子どもに気をつかわせてしまったのかと、考えさせられる思いでした。
(2018/9/18掲載)
何も言わなくても、大好きなパパとママの言動にはアンテナを張り巡らせ、その様子を見、その言葉に耳を傾けているのが幼児です。

お父さんお願い  (ゆうじ5歳 )

父親が仕事で朝早くから夜遅くまでいないため、『仕事母子家庭』の毎日が続いていました。三人の子供(5歳・2歳・0歳)の育児に疲れている私を見ては、父親の携帯に電話して、
子 「お父さん、お母さんがイライラしているから、早く帰ってきてあげて。」
と私の代わりに頼んでいました。
ある日、下の子の病院通いで私のイライラも頂点に達してしまい、息子にその感情をぶつけてしまった日、やはり父親に電話して、
子 「お父さん、今日は帰ったらお母さんに、『遅くなってごめんなさい。』って謝ってね。」
と話していました。親から感情をぶつけられてもなお、母を気遣う子を見て反省させられました。
(2018/9/10掲載)
何とも具体的なアドバイスですね。この日、パパは、アドバイスに従って、謝ったのかなあ。ちょっと気になります。しかし、ゆうじ君、ママ思いで優しいなあ。

ぎゅー  (あみ3歳)

私と娘が寝室に行く前に、
娘 「パパー。ぎゅーしてー。」
主人と娘は、嬉しそうに抱き合っています。これは、毎日の習慣になっています。この日は初めて、
娘 「ママも、ぎゅーしてもらったら?」
母 「いいよ。(断る)」
娘 「なつみがママをぎゅーしてあげるよ。」

私と娘が抱き合っていると、それに主人も加わり、三人で抱き合いました。実は、前日から私と主人は、些細なことで喧嘩をしていました。私たちは、娘の前ではふつうに振舞っていたつもりでしたが、娘にはお見通しだったのでしょう。一気に仲直りできた出来事でした。
(2018/9/3掲載)
夫婦喧嘩は、お互い意地を張ると解決が長引きますが、あみちゃんの「ぎゅー」で、心が解凍したのでしょうか。本当に「子は鎹」ですね。

妹のおせわ  (かなで5歳)

私 「早くご飯を食べなさい!」
奏の妹が朝ごはんをなかなか食べないので、私はしびれを切らして大きな声を出してしまいます。
奏 「そんな言い方をしても食べてくれないよ。」
確かに……と思っていると、奏はやさしく妹に、
奏 「お母さんはね、いじわるで言っているんじゃないからね。はなちゃんが病気にならないように、しっかり食べようねって、言ってるんだからね。だいじょうぶ。」
と。その言葉を聞いた妹は大きく頷き、自分で食べ始めました。
もっと気持ちにゆとりを持たなきゃなぁと、日頃の自分を振り返りました。
(2018/8/27掲載)
5歳にして、すでに子育てのポイントが分かっているようですね。高圧的な言い方は、幼児の心を閉ざすだけだということを、大人は心に刻まないといけません。

ママ、笑ってごらん  (のぶひこ4歳)

私が、弟の克彦のことで腹を立てていた時、兄の信彦に言われました。
信彦 「ママ、笑ってごらん、ほら。」
母 「……」
信彦 「克ちゃん、もう少ししたら何でも分かるようになるから怒らないであげて、ね!」
信彦 「ママー、笑ってごらんよ。」

ともう一度言われて、
母 「あっはっは。」
と笑うことができました。にっこり笑った信彦。子どもって素敵ですね。
(2018/8/20掲載)
幼児は、お母さんときょうだいの間も仲裁します。エキサイトしているお母さんに対してのとりなし方は見事です。もう少し大きくなったら…。その通りです。

教えてくれてありがとう  (こうた4歳)

ある夜、私達夫婦は、些細な事でけんかをしてしまい、その後、床につかせたはずの長男が起きてきて、
息子 「ねーねー。さっきケンカしてたでしょ。だめだよ。ケンカしたら謝らないと。はい、ごめんなさいは?パパ?」
父 「…ごめんなさい…。」
息子 「はい!ママ、ごめんなさいってパパに言って!」
母 「…ごめんなさい…。」
息子 「あー、これで仲良しになったね。よかったぁー。じゃあ、おやすみ〜!」

一人で満足そうにパタパタと足音を立てて、また布団に戻ってしまった長男。私達は顔を見合わせて苦笑いしてしまいました。
本当だね。ケンカの後は、ちゃんと二人とも謝らないとね。あなた達には、いつもそう教えているのにね。教えてくれてありがとう。忘れていたよ、ごめんなさいを。
(2018/8/6掲載)
一度は布団に入ったものの、パパとママの不穏な空気が気になったのでしょうね。「ごめんなさい」の一言、大人もきちんと言わなくてはいけませんね。

ハイ。仲直り  (みう4歳)

ある日、主人と私が、思うことを一言ずつ口にした。娘達の前で……。
「二人とも仲直り!」
かわいい声で娘が言った。ハッとした。きっと、いつもは仲のよいパパとママが、いつもより口調も厳しく声も大きかったのでしょう。
子ども達の前で、二人とも、こわい表情を見せてはいけない。娘達に、辛い思いをさせてはいけないと反省させられた。
「ハイ。仲直り。」
娘は元気よく、微笑みながら言ってくれた。
「ありがとう。それからゴメンね。」
あれからずーっと、親子四人仲良しになった。
(2018/7/30掲載)
いつもと違うパパとママの話し方、声の調子にも、幼児は敏感に反応します。「どうしたんだろう。何とかしなくちゃ。」と、真剣に考えます。

やさしいお父さんとお母さん思い出すから  (はな5歳)

ディズニーランドで記念写真を撮ろうとしたとき、娘が主人と私の手をつながせて、そこに自分の顎を乗せて、
娘 「お父さんお母さん、仲よくさせたる。ケンカせんといて。ケンカしたら、わたしは、やさしいお父さんとお母さん思い出すから。」
私達の顔を見ずに話した。前の晩、ささいなことでケンカしてしまい、子ども達が眠っていたので、つい大声を出してしまっていました。娘は起きて、ジッとしていたのでしょう。
主人 「ゴメン、ゴメンな。」
と娘を連れて、かき氷を買いに行った。私も、そのかき氷を食べながら、
私 「はな、ゴメンね。」
娘 「うん。」

二人とも下を向いて。娘への申し訳なさと、彼女の成長を感じる出来事だった。
(2018/7/23掲載)
ベッドの中で、パパとママの言い争いを聞いていたはなちゃんは、身を固くして、じっと耐えていたのでしょうね。夫婦喧嘩、要注意です。

また、結婚したら?  (たかや6歳)

部屋に飾ってある、私たちの新婚の頃の写真を見て、
子 「ママ、昔はパパの事、好きやったん?」
母 「(へ!?)」
子 「だって、ひっついて笑ってるやん。今は、あまり仲良くないでしょ?」

……仲悪いわけじゃないんだけど、子ども達に愛情を注いでいるのに比べて、主人には……。
子どもに、「兄弟仲良くね。」と言っているのに、私達は、相手を尊敬し、思いやって接することを忘れていました。
子 「また、結婚したら?」
それは、いいかも!何事も初心忘るべからず、ですよね。
(2018/7/17掲載)
スキンシップは、幼児にはかかせません。自分も、ギュッと抱きしめてもらうと幸せなので、パパとママもそうなってほしいのでしょうね。

お花あげるね  (かつや4歳)

昨晩、ちょっとした事から、子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまいました。次の日の朝、
息子 「今度、パパとママがケンカしたら、ぼく、二人にお花あげるね。そうすれば二人とも、優しい気持ちになれるでしょ。」
私は、その言葉を聞き、すぐに息子を抱きしめました。昨晩の喧嘩が子どもに対してどれだけ心を痛めさせ、子どもなりにどうすれば仲良くなるのか考えてくれた優しい気持ちに、また親としての自分の自覚のなさに反省し、涙が自然に溢れてきました。
母 「克弥、ありがとう。それと、ごめんね。」
(2018/7/9掲載)
4歳のかつや君は、たいていの人は、お花をもらうと、やさしい気持ちになるということを、どうして知っているのでしょう。不思議です。

どっちが好き?  (れいじ3歳)

それは、夫婦喧嘩をしていた時のこと……
パパ 「パパとママとどっちがいい?」
と子どもにふると、すかさず、
息子 「三人で一緒にお風呂入ろっ。」
とニコニコしながら言うのです。その一言で、張り詰めていた空気が一気に和んで思わずパパとママは笑ってしまいました。子どものかわいらしい一言って、すごい威力だなぁ……。
(2018/7/2掲載)
パパもママも大好きだけど、一番は三人一緒。それを日々実現するために、幼児は仲裁の方法や言葉を、日々考えているのでしょうか?

愛している  (りさ4歳)

主人と私が夕食後の会話から、ささいなことで言い合いになってしまいました。その様子を見ていた娘が、父親のカバンから携帯電話を取り出して、
娘 「ねえ、お母さんのケイタイかしてぇ。」
と側に来ました。2つの電話を手にした娘は、並んで置いてある充電器にセットすると、アンテナ同士を延ばして、くっつくように向きを変えました。やがて2つの電話に赤ランプが点灯すると、
娘 「おとうさん、おかあさん、見て見て。チュッってしてるよ。アイしてるって感じ。」
思わず、主人と私は顔を見合わせ、口元がほころんで、家中が明るい笑い声に包まれました。
両親の険悪な空気を感じて、瞬間的にこのアイデアが閃くなんてすごいです。誰も教えないのに、どうやってこのような思考を身につけるのでしょう?

そうだよね  (りほ4歳)

パパとママの会話がヒートアップしてきたところ……、
娘 「おたがいにさ、おこっていることをなぞなぞにして、当てっこしたらいいんじゃないの?」
パパママ 「笑!!!」
娘の優しい提案で、家族みんな笑顔になったよ。
怒り出すと、どんどんエスカレートして、怒りの原因が何だったか分からなくなることがありますよね。なぞなぞで当てっこは名案です。

パパとギュウして  (りんと3歳)

ささいなことで夫と口論になり、気まずい雰囲気が続いていました。入浴後、息子の体を拭いていると…
息子 「お母さん、パパとギュウしたら?」
私 「えっ、どうして。」
息子 「だって、パパやさしいよ。」
私 「……そうだね。」
子どもは、夫婦の微妙な空気を感じていたんだなと反省。
ママとパパが仲良しでないと悲しい幼児。ですから、解決のために知恵を絞ります。その結果が、「ギュウと抱きしめ」なんですね。

仲直り  (たいき4歳)

けんか中のパパとママ。パパからの電話に息子は
息子 「パパはママのこと好きなの?」
電話の向こうで困ったパパは、
パパ 「…う…ん。」
するとすかさず息子は、
息子 「ダメだよパパ。ちゃんと自分の言葉で言わないと。好きだよって!」
まさか4歳の子どもに言われるなんて……。
大爆笑のパパとママ。仲直りのきっかけを作ってもらいました。
以心伝心とは言うけれど、やはり言葉にしないと伝わらないことがたくさんあります。 パパ、ママにちゃんと言えたかな?

娘の一言  (えま6歳)

私と主人が口げんかをしていると、必ず娘が寄ってきて、こう言ってくれる。そうすると、平常心を取り戻し、私たちは助かる。
娘 「せっかく結婚したんだから、もうやめなさい。」
この、『せっかく』と言う言葉に、色々な意味が込められている気がして、毎回この言葉をかみしめる。
「ありがとう、えま。」
「せっかく」というたった一言で夫婦喧嘩の仲裁をしてしまうなんて、幼児の言語使用能力はすごい!

仲良くだで  (ゆう3歳)

恥ずかしながら夫婦喧嘩をしてしまった翌日のことです。夫の帰宅前に布団に向かう時、息子は大好きなミニカーを籠いっぱいに入れて、食卓に置きました。
私  「ちゃんと片付けなさい。」
息子 「お父さん帰ってきたらな、一緒に遊びいや。」
私  「……?」
息子 「仲良ーく遊ぶんだで。お父さんに優しーくしたりいや。」
私自身は、喧嘩のことなど、すっかり忘れていたのに。夫との食事が、息子の話でより楽しくなったのは言うまでもありません。
ゆうくん、ごめんね。そしてありがとうね。
自分の大事なもの(=ミニカー)で一緒に遊ぶことが仲直りの方法だということを、体験しているのでしょうね。 3歳にして親のことを考えるなんて立派!

ピンクのハート  (えま3歳)

最近、絵を描くのが大好きな娘。そんな娘を見ながら、パパと並んでソファーに座り、世間話をしていました。意見がかみ合わず、争いが熱を帯びてきた頃、
娘 「パパとママ二人のお顔、描いてあげるね。」
と突然言い出し、色鉛筆で描き始めました。
娘 「完成!あっ、ちょっと待って。ハート忘れちゃった。」
と並んだ顔の絵の間にピンクでハートを書き足し、
娘 「これでできたよ!」
とニコニコしながら絵を差し出す娘を見て、パパと二人、顔を見合わせて、笑うしかありませんでした。恐るべし、子どもの仲裁力。
幼児の状況把握能力、臨機応変の対応能力、共に素晴らしいですね。 誰が教えたわけでもないのに、どうしてこんなことができるのでしょう。
© 2018 株式会社東京こども教育センター教室